ドイツに4軒しかないゾネントアのハーブのお店を訪ねて

私が大好きなハーブのお店で何度も訪れているゾネントア。1988年にオーストリアで誕生して以来、ゾネントア社の農園は、農薬や化学肥料を使わず、厳しい環境下で育てる「ビオ・ダイナミック農法」による栽培を実施。収穫は月の運行に従って行い、手でていねいに摘みとる。こうした手作業によりつくられたハーブは質が高く、自然本来の香りが強いのが特徴。さらには包装に至るまで、エコロジカルなものづくりにこだわり、化学処理は一切しないというポリシーのもと、とことん自然派を追求したゾネントア社。



ゾネントアの店内に入った瞬間、受けるイメージは明るい太陽のよう!

ドイツ人の夫婦が、このお店を任されています。とびきりの笑顔の二人は商品を見ていると丁寧に、ひとつひとつ説明してくれます。たくさん買うといつも小さなプレゼントとしてハーブティーや、ポストカードを付けてくれたり、ときにはゾネントアの布地のエコバックをくれたことも!ハーブを愛してやまない素敵なドイツ人夫婦と話が弾むとドイツ語ができないわたしと英語とドイツ人を混ぜながら話してくる奥さんとは言葉の壁なんてすっかり消えてしまったよう。気がつくと閉店7時までいました(*^^*)。カフェも併設されていて、わたしたちのドイツでお気に入りの場所。


ゾネントアを知ったきっかけはドイツ人の友人がこのゾネントアのハーブティーをプレゼントしてくれたことが始まりでした。それからというものわたしはBio(有機)のハーブティーやスパイスはいつもドイツのアーヘンのゾネントアで購入します。


ここでゾネントアの歴史を少し紹介します。


創業者のヨハネス・グートマンは一人のおばあちゃんと出逢ったことから彼の人生に大きな変化が訪れます。 


グートマンは彼女からヒルデガルトをはじめとするハーブのレシピや、月の満ち欠けなどの物語を教わりました。彼の人生を変えたハーブの神秘との出会いでした。 それを機に、オーガニックのハーブでの起業を考えはじめたのです。 1988年 オーストリアのニーダーエスターライヒ州、ヴァルトフィアテルにゾネントア社を設立。 オーストリアで初めてのオーガニック認定取得企業となりました。(ゾネントア公式サイトより)


オーストリアとイタリアの国境近く南チロル地方では数百年も前から伝統として地域に伝わる月のリズム法がありました。月のサイクルと人々は切り離せないものと考えられ、月とそのほかの天体の運行に合わせて種まきや収穫をすることで生命力のある作物を育てるバイオダイナミック農法を取り入れていました。


ドイツで300万部のベストセラーになった「月のいやし」という ヨハンナ・パウンガー (著),トーマス・ポッペ (著)では、オーストリア・チロル地方に数百年も昔から伝わる、心と身体を美しく導く健康法がたくさん紹介されています。この地方の人は「月のリズム」を中心とした独特の生活を営み九十までもの長寿を全うするのだそうです。


私たちは自然の一部であると古代からそう考えられていました。それは特別なことではなく、実は科学的なもの。地球の引力と重力、太陽と月の動き、それは全て私たちの体に関係していています。


アーサナ(ヨガのポーズ)を毎日していると気づくように、夏の気温の高い日や湿度の高い日は普段より体の柔軟度が上がります。逆に気温が低い日、冬、乾燥していて空中に水分がないときは体も硬くなる。だから、気温の高い日や湿度の高い日は体の柔軟度が普段より上がったからといって、体を伸ばしすぎるのに注意します。


少し前までのわたしたちは、天気、料理、食事、洗濯、手術の効果や薬品の効き目など、日常のさまざまな現象が月のリズムと密接に関係していることを知っていて、それらを上手に活用して暮らしていたのにもかかわらず、現代生活によって自然と調和した生活は忘れさられてしまっただけで、本当はわたしたちは自然と生きる術を知っています。


ゾネントアのわたしのおすすめの月のお茶シリーズ はその オーストリア・チロル地方に数百年も前から伝わる、月のサイクルと人体の関係を表した「月のリズム法」をもとにブレンドした月のお茶シリーズ。有機の原料を使用した、身体にやさしいハーブティー。月の満ち欠けの周期にあわせて楽しめるハーブティー。 オーストリアのBIO認証、日本の有機JAS認証を取得しています。


 ⁂月のうごきと私たちの体の関係について⁂


女性は男性と比べて特に月と関係しています。


新月は何か新しい事を始めるのに最適な日。何かを断ちたいときにも良いタイミングとされています。


キーワードは浄化とデトックス。体の毒素を排出する力がもっとも高まる時期。


月が満ちて行く上弦(新月からおよそ14日間)は身体作りをするのにいい時期。キーワードは補給、摂取、保護、休養。身体が何でも吸収し、エネルギーを蓄える時期。


満月の時は一か月の中で最も身体によく吸収する日。キーワードは補給、摂取。身体が水分をため込みやすい時期なので、お酒などの水分や塩分を控えめにすると良いとされています。また、結合組織が柔らかくなっていて傷口が普段より化膿しやすいので注意が必要と「月のいやし」で記されています。  


欠けていく月、下弦(満月から新月までのおよそ14日間)もデトックスに良いとされています。普段より汗が出やすく、身体が本来もっているデトックスパワーを引き出します。新月に近づけば近づくほど、その力は強まります。キーワードは半身浴、運動、体のケア。


自然に身をゆだね、もっと自然に、やさしく生活してみませんか。

【自然とハーブと暮らす】オーガニック・プラントベースレシピ│Keri Keri Natural Living

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