アーユルヴェーダとは?【何千年も続く古代アーユルヴェーダの教え】


私が初めてアーユルヴェーダという言葉を聞いたのは2009年の春、ヒマラヤでのヨガティーチャートレーニングの後、ダラムシャーラに滞在していた時のことだった。アーユルヴェーダの本を購入し、人にアーユルヴェーダの話を聞き、私は古代の伝統医学アーユルヴェーダにすっかり魅了されていた。ヨガだけでも素晴らしいのにこの医学をもっと知りたいと強く思った。


南インドのケララから夏の間だけダラムシャーラに来ている素晴らしいアーユルヴェーダの先生がいるよ、と聞き、わたしはその先生を訪ねた。


そのアーユルヴェーダの先生は彼の父も叔父もアーユルヴェーダの医師だったそう。


先生の物静かな優しい雰囲気からも、私はこのアーユルヴェーダのセラピストコースを取ることに決めた。


アーユルヴェーダはサンスクリット語で「生命科学」という意味。


アーユルヴェーダはその人に合わせた方法で病気を防ぎ、体だけではなく、心身健康な輝く存在に導いてくれる古代の医学。人間は一人一人が異なったプラクリティ(体質)を持っていることから、誰一人として同じではないとアーユルヴェーダは捉える。


例えば腹痛があるからといって痛み止めを飲むのではなく、その腹痛は何を原因に引き起こされているのか、精神の状態はどうか、アーユルヴェーダは全体治療、ホリスティックに考える。


自分の体質、弱点を知ることが大切で、それに合わせて季節にも合わせた食事法などを実践し、体の免疫力、消化力を上げていくことが大切とされます。 

また、アーユルヴェーダでは、ストレス、環境汚染、不健康な食生活、ネガティブな思考などによって、「アーマ」と呼ばれる毒素が体内に蓄積すると、本来あるべきの体の体質、状態のバランスが崩れるとされています。

アーユルヴェーダの目的は、蓄積した有害物質を体内から排出し、体だけでなく、心身の状態も浄化されると、本来の健康状態を維持することが可能になります。 


 アーユルヴェーダでは、トリグナという3つの属性のエネルギー「サットヴァ」「ラジャス」「タマス」と、心と体の基本的な性質を表す3つの体質、ドーシャという3つの性質のエネルギー「ヴァータ Vata」「ピッタ Pitta」「カファ Kapha」があるとされています。


健康で美しくあるための鍵は、自分の本来持っているドーシャの割合を知り、このバランスを保つことです。


 そして、体の中できちんと『消化・吸収・代謝・排泄』が行われてはじめて、健康の基本になります。 

 このドーシャは季節にも深く関係していて、夏になるとピッタという火のエネルギーが上がります。

 アーユルヴェーダではほとんどの病気は消化不良から引き起こされるとされています。消化力を上げるには体の中の火の性質、アグニ(消化の火)の力を上げることが大切です。  なぜなら、アグニのエネルギーが弱まって私たちが摂取したものを十分に消化できないとき、「アーマ」とよばれる毒素が体に蓄積するからです。この毒素が体内に蓄積されると、心身をめぐるエネルギーの流れが悪くなり、最終的に病気という形で現れることになります。消化力を上げる、つまりアグニを強くするための食事法、運動法などが大切になってきます。


アーユルヴェーダ後半のアップデートもお楽しみに。



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