コロナウイルス対策・消毒液のつくり方。【ロックダウン後の現在の状況。ベルギー・マレーシア編】

現在、仕事の関係で期間限定の短期でクアラルンプールに来ています。

マレーシアとベルギーはコロナウイルス対策のため現在、完全ロックダウンしています。


今日はコロナウイルス対策のナチュラルハンドサニタイザ―、手の消毒スプレーの作り方をご紹介します。とっても簡単で、10分あればできてしまいますので消毒液を必要としている方はぜひ作ってみてください。

その前にですが・・現在のマレーシアと、ベルギーの状況です。

ベルギーは3月14日にロックダウンしました。4月3日までの期間でしたが、延長して4月19日までと発表されました。この施策は5月3日(日曜)までの延長もあるそうです。

マレーシアも3月18日からコロナウイルス対策として隔離政策が本格的に始まりました。EU連合とマレーシアは国境を遮断し、思い切った対策に乗り出しました。マレーシアは隔離の最初の数日は厳しくなかったものの、まだ外を出歩く人々がいる為、3月21日から軍隊を出動させて隔離が更に厳しくなりました。グロッサリーストアの入り口ではピッと額に体温計を1秒ほど当てられ、熱を測ります。


隔離1日目、最後の職場に行くと、入り口でやはりピッと熱を測られ、体温の書かれたシールを肩のあたりに必ず貼っているように。と言われました。やむ終えない買い物の場合は家族の一人だけが許され、人と人の距離は1.5メートル離さなければなりません。レジに並ぶときもソーシャルディスタンス1.5メートル離すように。というサインがレジの前に書かれています。


ロックダウン前日の家の近くのグロッサリーストア。野菜がありません。

ですが、数日後はいつものように戻っていて安心。


衝撃のロックダウン発表をしたマレーシア政府ですが、ロックダウンに備えて十分な食料、商品は確保しており、食品の値上げはしません。と発表しています。

またコロナウイルス情報のウェブサイトで上で今回のコロナウイルスが蔓延するきっかけとなった中心人物を番号付けして、その人がどのように、どこで、いつ感染したのか、現在どこの病院で治療を受けているのか公表しています。

またコロナウイルス感染者が出たショッピングモール、学校などの名前を公表し、どこのエリアに感染者が多いのも公表してくれるので、私たちもそのエリアを事前に避けることができます。


私は先週の金曜日からオフィスのパソコンを持ち帰り、仕事は全てワークフロムホームとして、在宅で仕事をしています。止む終えない出勤と買い物以外の外出は市内をコントロールしている軍隊に拘束されることもあるそうで、正当な外出理由とみなされなければ1000リンギット(28000円)の罰金、もしくは6ヶ月の懲役と取り締まっているので、さすがに外出者は減ると思われます。


ベルギーの場合も在宅勤務になり、スーパーは限られた時間のみ営業。全面外出禁止ですが、心身の健康の為に運動は可能とうことでウォーキングや散歩は許可されています。しかし隣国のオランダはロックダウンをしていないため、ベルギー人の不安は高まります。

二週間半ほど前までマレーシアではコロナウィルスをそこまで真剣に気にしている人は少なかったので、いきなりのロックダウンは衝撃的でした。ですが、マレーシアの政府はマレーシアの経済より国民の安全を守ってくれようとしています。とにかく自宅に待機するようにと指示が出たのです。少し安心しました。


私の会社の中国人の同僚は二週間ほど前から何度もわたしにマレーシアもスーパーがロックダウン開始数日は、パニックでグロッサリーストアが品薄になるから必ずロックダウンに備えて買い揃えたほうがいいとアドバイスをくれていました。その優しい彼女のおかげで私は二週間ほど前から少しづつロックダウンに備えて自宅用に買い物に行っていました。

わたしを含め、誰もがスーパーにこんなに人が溢れるなんて思ってもいなかったので、私が買い物に行くときはいつもの通り、たくさんの商品が変わりなく陳列されていました。



私が二週間かけて買い揃えた食材。

イタリアのシチリアのナチュラルレモネード。

免疫力アップにもなるオーガニックエキナセアとクランベリーのハーブティー。


自宅謹慎対策が始まった中で、非常に気になることがあります。それは、隔離をされることによって、肉体的には感染から個々を守れるものの、孤独な老人や、普段色々なアクティビティに参加している人々のメンタルヘルス、精神の健康です。

私は幸い、家にこもっていても平気なタイプなので、この隔離に対して現時点ではストレスを感じていることはあまりありませんが、人によっては人と交流できない、顔を見て話ができないということがつらいということを充分に理解できます。


私の職場のチームの Team leader のアメリカ人の彼女は昨日電話でこのように私に言いました。


「今や世界の3分の1がロックダウンしている中で、こういう記事をみたの。現在、このロックダウンの中で、一人暮らしの人は壁や植物に話しかけることはごく普通のことです、記事を見たわ。でもね、その壁や植物があなたに話しかけてきたら、それは危険のサインです(笑)ってことらしいわよ。」


なるほど・・・!私のパートナーは普段ジムに行っていたので、家のテラスではジムのように運動がうまくできないと最初はとまどいを感じているようでした。また、在宅勤務には向いていないようで、家にいると落ち着かないようです。


現代医学は人々の健康の基準を肉体的健康に重きを置いていますが、古代アーユルヴェーダは異なります。アーユルヴェーダのヘルスチェックに行くと、必ず精神面にも50:50で重きを置いています。睡眠状態はどう?最近は何か困ったことあった?生活に何か変化はあった?など、その人の精神面のケアもしっかりするようにと、アーユルヴェーダの先生から教わりました。


この隔離対策の期間は気持ちがゆらぐのが通常です。何か不安な思い、人に会えないのが辛いなどあれば、友人やセラピスト、メンタルヘルスケアカウンセラーなどに相談してみてください。


それでは今日はハンドサニタイザ―(手の消毒液)の作り方を紹介します。

用意するもの

・100ml空のスプレーボトル 
・蒸留水・・80ml
・エタノール・・20ml
・ティートゥリーオイル・・10滴

作り方

消毒したボトルに全ての材料を混ぜるだけ。

とても簡単なのに殺菌力がしっかりあります。


ティートゥリーオイルについて

オーストラリアの先住民アボリジニたちは、自然と調和しながら、4000年以上もの間、オーストラリア大陸をピースフルに移動して暮らしてきました。 木の実を採取したり狩猟をしながら、病気になったりケガをした時、木々や自然から、自分たちの薬となる植物や鉱物を見つけ出しました。
そんなオーストラリアには語り継がれたハーブが数多くあります。中でもアロマテラピーで重要な2つのハーブが、ティートゥリーとサンダルウッド。 ティートゥリーは非常に強い抗ウィルス作用をもち感染症にも使用されてきたアボリジニが健康に欠かせない木として利用してきた植物だそうです。その強い殺菌作用から天然の抗菌物質とも呼ばれています。家庭には常備していたいオイル。

消毒スプレーぜひつくってみてくださいね。




今回、コロナウィルスの影響で気づけた良いことが一つありました。

それは自分の心の底から望むライフスタイルの再確認ができたということでした。

私はずっと前から、ファーマーズマーケットが好きでした。カナダにいるときも、オーストラリア、香港にいるときも週末はいつもファーマーズマーケットで野菜や、はちみつ、さまざまな食材を購入していました。スーパーに並ぶ野菜に生活を頼らず、祖母のように自分の庭でオーガニックのハーブや野菜を育てたい!と、この二週間スーパーで野菜をたくさん買っていた自分をみて再確認しました。



まだそんなに外出が厳しくなかった隔離一日目、わたしは最後のグロッサリーショッピングに出かけました。


その帰り道、太陽の光を浴びたくて、屋上に向かっていると、シティーガーデンのサインがありました。




中に入ってみるとそれはハイドロカルチャーでした!


クアラルンプールのこんな都会でハイドロカルチャーがあったなんて・・。


マレーシアの男性が祖母からこのハイドロカルチャーを教わり、開いているルーフトップシティガーデンでした。

ハイドロカルチャーとはオランダ発祥の土を使用しない栽培方法で、土を使用しなくてもオランダ発祥のハイドロボールを使ってハーブや野菜の栽培ができます。野菜の栽培をする際は土を使うほうがもちろん自然の摂理に沿っていますが、シティライフのバルコニーや小さな庭ではそう簡単に野菜を育てることは容易ではありません。ですが、オランダ生まれの約1200度という高温で焼成発砲させた煉瓦に似た石のハイドロボールを使用することによって、シティライフでもハーブや野菜の栽培が土を使用せずに可能になります。多数の気泡を持つため、保水性がある、臭いもない、清潔で虫がわきにくいなどの特徴があります。安全に使用出来るように天然の凝灰質頁岩を主成分にして発砲させ、含水率は約75パーセント、PHも6.8と植物を栽培するのに最も良い条件を備えています。観葉植物はもちろん、野菜やハーブなどを安心して育てられます。





私もハイドロカルチャーを始めてみました。



もう2日後には根っこが伸びてきました。




どんなふうに根っこを伸ばしていくのか毎日楽しみです。






そしてヨガをします。





この隔離期間が穏やかな時間になりますように。




祈りを込めて。







【自然とハーブと暮らす】オーガニック・プラントベースレシピ│Keri Keri Natural Living

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