美しいオランダのムーズ川をサイクリングで周る10日間②

午前10時ちょうどにDAY2が始まりました。

Itteren to roermond 47.00 km 

Maaseik to Roermond: 
Distance : 31.00 km

目的地はMaaseikをはさみ、Roermondまでの47kmが今日の目標。走り出してすぐに、オランダの素敵な住宅地が見えてきました。



オランダの郊外はとても静かで家が本当に素敵。オランダの人って自分の家を周りにこれだけ綺麗でしょうって見せるのが好き。どの家もこんな風に美しい。


フランス、ベルギー、オランダに流れる美しいムーズ川。オランダ語では、ダ・マースと呼ばれます。
11時半過ぎに朝のティータイム。カフェに寄ったあと、

Maasbandという町を通り抜けました。




なんて美しい町なんだろう。

まるで桃源郷のよう。
車や電車の旅なら見ることのなかったオランダの小さな町。

自転車なら小道の気付かなかっただろう小さなカフェにもすぐ寄れる。

サイクリングだからこそ巡り会えるオランダの美しい町。

そして、歴史ある製粉所で休憩。

Hompesche MolenはDe MaasのEilandにあるStevensweertとOhéLaakの間に位置し、Maasplassenの近くにある18世紀の製粉所。約37メートルあり、リンブルフ州で最も高いもの。2015年に工場は修復され、一般の人々が利用できるようになった。
午後2時半過ぎにMaaseikを通過後、3時ごろランチ休憩。ベンチで少し休んでから4時過ぎにまた走り始めます。

午後5時45分にMaasbrachtシティに到着。すると残念な光景が・・。

美しいシティの背景に2つのそびえたつ原子力発電所。ひとことで言って本当にugly。
調べてみると、この原子力発電所はClaus CとよばれるMaasbrachtにそびえたつ原子力発電所。私たちがMaasbrachtを過ぎてからも、私たちの後を追うようにずっと、この発電所が見えていました。

そしてこの原子力発電所の目の前を通ると、現在は稼働していないことがわかりました。改修工事中のため、2年後に再稼働するそう。

原子力発電所といえば、ベルギーのTihange原子力発電所が問題になっています。この原子力発電所はオランダとドイツの国境に非常に近いので、ドイツのアーヘンと都市にいくと、町中のほとんどのお店にTihange反対!というポスターが張られています。オランダのMaastrichtもそうです。
2017年、ベルギー政府が、Tihange 2原子炉のボイラーに新たな亀裂が70個発見されたことを明らかにしたとき、国の国境近くの町が激怒するという事態が起こりました。発電所は、ベルギー、ドイツ、オランダが出会う三重の国境からわずか60kmのところにあり、オランダのマーストリヒトの町とドイツのアーヘンの町の近くにあります。 そしてこれらは最初に発見された亀裂ではなかった。Tihangeは今では40年以上前のものですが、寿命は30年しかありません。すでに2014年に検査によって原子炉内に何千もの小さな「マイクロクラック」が見つかっていました。隣接するドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州は非常に不安になり、ベルギーの原子力事故の場合にはドイツ国民にヨウ素の錠剤を注文しました。ベルギーは2018年3月に原発事故に備え、国民1100万人にヨウ素剤無料配布しています。

彼のおばあちゃんの場所もTihangeまでの距離はたったの26km。そのため、この地区では薬局にいくと無料でヨウ素を配布しています。おばあちゃんもヨウ素を貰いに行ったそうです。

ベルギーは、電力を原子力に40%依存していますが、近隣のドイツでは、1970年代以来、原子力発電は国民に非常に人気がないままです。
 2011年の日本の福島原発事故の後、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、安全上の理由から同国の原子力発電を段階的に廃止することを決定した。しかし、ドイツは国境を越えてベルギーの原子力発電所について何もすることができないため、ドイツ国民は不安にさらされている状態。 オランダとドイツの政治家からの苦情と、原子力発電所の亀裂にもかかわらず、ベルギー政府は原子炉はまだ完全に安全であり、一時的な操業停止は単に十分な注意によるものであると主張している。それにもかかわらず、国の保健省は2016年に念のため工場内の市民にヨウ素の錠剤を提供すると述べた。

ドイツとオランダにはかなりの反核的な感情がありますが、ベルギーは南部の隣国フランスと同じように電力に対して前向きな姿勢をしている。 現在ベルギーには2カ所に7つの原子炉があります。国の北部のDoelとドイツ国境近くの東部のTihange。ベルギーの電気の大部分はそこで生産されています。 Tihangeがもし爆発したら、ドイツの歴史的美しい街アーヘンと、オランダのマーストリヒトはチェルノブイリ原発事故のように死の都市になってしまう。

そして、とうとう朗報が入る。ベルギーが2025年までに原子力発電から脱却したいと述べた。
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走り続けて、夜9時ごろ。Roermond近くにあるキャンプ場に着きました。

このキャンプ場は国境近くのため、ホリデー中のドイツ人たちで、にぎわって混んでいました。

ホリデーモードのドイツ人女性二人の音楽が夜中まで響き渡っていて、わたしたちは眠れず、ボリューム下げてくれる?!と、お願いしにいくとやっと静かになりました。

DAY 3 :今日は息を抜いて33キロメートルが目標。

Roermond to Venlo Distance : 33.00 km


出発してすぐにRoermondが見えてきました。


なんて美しい都市!

Roermond に着いて私達はすぐにこの都市が好きになりました。
オランダのビオ(オーガニック)ストア。品揃えもよく気に入りました。
オランダのヘルスストア。

オーガニックボンボン(キャンディ)が大好きな私はここではちみつのキャンディを購入。このあとは有名なアウトレットモールをチェックしに行くことに。都市の中心で自転車で5分あればいけるので立地もパーフェクト。
行く途中で、車に乗っていたオランダ人の中年男性がいきなり車から降りてきて私達に話しかけてきました。

「君たちどこから来たんだい?ちょっとみてごらん、君たちの自転車の椅子の位置は低すぎるよ。それじゃあ、ひざをひどく痛めてしまうよ、ほら、座ってごらん、調節してあげるから。」といって、調節してくれました。

「そう、足を延ばしたときに、ひざが曲がってないようにしないと。」
と、丁寧にアドバイスをくれた男性。

気を付けて素敵な旅をね!と、仕事中だった男性はまた車に乗って行ってしまいした。


ありがとう!



お昼は人気のルールモントデザイナーアウトレット内で食べることにしました。

世界各国からの人たちでにぎわっていて、特に中国人の人が多かったです。
Roermond を出て午後4時半過ぎにまた走り出しました。都市を過ぎるとすぐにまたオランダののどかな光景が見えてきました。 
ローカルのファーム野菜が無人で置かれています。お金はここに入れてね。


と書いてあるだけ。

   
うーん、こういうの大好き。
さらに走り続けると、どこもとうもろこし畑でいっぱい。


とうもろこし畑を走っていてこんな話を思い出しました。

フランスのJEAN SEIGNALETは、モンペリエ病院(フランス)で医師および教授として働いていた。彼は30年間腎移植部の管理者であり、臓器移植、特に腎臓移植の先駆者でした。医者および生物学者としての彼の幅広い知識により、彼は自己免疫疾患の大部分を現代の食事と関連づける世界的な理論を創り出し、彼の患者に成功を収めた食事をデザインすることを可能にした。

そして彼はhypotoxic dietとう食事法に辿り着いた。現代の食べ物の中には「先祖のもの」から数多くありますと、彼はいう。しかし人間の消化システムは変化していません。食物のこの変異はタンパク質構造の変異、または高温で調理することによって引き起こされる遺伝子突然変異によって、私たちが食べるタンパク質は完全には消化されず、腸内細菌叢のバランスを変え、発酵菌叢(フィジオロジ)から腐敗菌叢(非フィジオ薬理学的)へと移行します。植物相および腸内容物のこの変化は、吸収されて体のバランスを乱す毒素を作り出します。hypotoxic dietを発表し、成功例を出しているJEAN SEIGNALETの基本理念とは:

Basic principles:

-Exclusion of cereals, with some exceptions. 

-Exclusion of dairy and dairy products. Preferential consumption of raw products (more than 70% of the diet should be raw).Use of virgin oils, obtained by cold pressure.

-Priority to biologic products.

-Frequent consumption of probiotics.

大切なのがここ。

EXPLANATION:

1.- Cereals:

– Modern cereals are forbidden, as they are mutated because of agriculture selection. It is known that modern wheat has 21-23 cromosomes, whereas “ancestral” wheat had 7. This modification affects the protein structure, that can act as a toxin not being completely digested. This toxins act in the intestine too, modifying the intestinal flora and creating a putrefaction flora that affects the intestinal wall and creates even more toxins.

– Wheat is dangerous, for the reasons above. Thus, foods containing it must be eliminated: bulgur, cus-cus, italian pasta, cakes, bakery… Farro is not admitted, because despite being sold as “ascestral” wheat, it has 22 cromosomes. Kamut isn´t valid neither for the same reasons. Only the variety minor escanda is valid, because it contains 7 cromosomes.

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– Corn is dangerous for the same reasons that wheat: the original plant measured half a meter, whereas the modern plant measures 3 meters high.


日本語に訳すと、

シリアル: -現代の穀物は私たちは摂取するべきではありません。なぜなら、現代の小麦は21〜23の染色体を持っているのに対し「先祖」つまり、昔のそのままの小麦は7を持っていたことが知られています。この遺伝子変異は毒素は腸内細菌叢を変化させ、腸壁に影響を与え、さらに毒素を生成する腐敗細菌叢を作り出します。 上記の理由から、現代の小麦はもはや安全ではありません。したがって、それを含む食品は排除されなければなりません:ブルグア、クスクス、イタリアンパスタ、ケーキ、ベーカリー…Farro(スペルと小麦)も認められません。カムートもそうです。 トウモロコシは小麦と同じ理由で危険です。遺伝子組み換えとうもろこしだけでなく、昔のとうもろこしは現在の半分の高さでしたが、現代の植物は3メートルにもなっています、と述べるJEAN SEIGNALET氏。


現代の穀物はそれだけ変異しているけれど、わたしたちの体は変わっていないので、遺伝子変異された穀物や、その他の食べ物を食べると、アレルギーや、アトピー、体の中の毒素のため、体に異変ももたらす。


美しいとうもろこし畑を自転車で走り抜けながら、彼の話を思い出しました。
ルールモントを過ぎてから、道はノーマンの村Asseltに続きます。

③続編では、オランダで一番グリーンな町に選ばれたビーセルに到着します。


お楽しみに。

【自然とハーブと暮らす】オーガニック・プラントベースレシピ│Keri Keri Natural Living

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