ヨーロッパ発祥の「ヴィア・フェラータ」を楽しむ!

ロッククライミングに続いて楽しい山遊びVia ferrata(ヴィア・フェラータ)を今日は紹介したいと思います。「ヴィア・フェラータ」とはイタリア語で鉄の道という意味で、世界の岩山を登るスリリングな山遊び。現在、アメリカ、ヨーロッパでもヴィア・フェラータの人気が高まっています。

∴ヴィア・フェラータ を登るために必要な装備について∴

安全にヴィア・フェラータを登るためには、適切な装具が必要です。ヘルメット、登山用ハーネス、ヴィア・フェラータ用のセット、ヴィア・フェラータ用の手袋は、必ず取り揃えなければなりません。ヴィア・フェラータでは、いつ岩が落ちるか分かりませんので、登り始める前に、ハーネス、ヴィア・フェラータ用のセット（ランヤード）、ヘルメットを装着します。

ロープをきちんと装着していなかった場合、非常に危険ですので、ヴィア・フェラータの経験がない登山者には、必ずヴィア・フェラータスペシャリスト、プロの経験者とアクティビティを楽しんでください。

ヴィアフェラータとはイタリアのALPINE（アルパイン）発祥で、岩、金属製の階段、はしご、吊り橋、ジッパーワイヤーに固定された鋼鉄のケーブルレールで構築された登山ルート。 ワイヤーに繋いだハーネスを使用して進行していきます。 スクランブリンクとロッククライミングの中間にあたり、ヴィア・フェラータのほうが挑戦しやすくなっています。ルートの長さ、コースの内容によってヴィア・フェラータはさまざまな難易度に分類されます。 完了するまでに1時間から8時間以上かかることもあります。冒険好きな人は、フェラータ経由でいくつかをリンクしたり、複数日体験のガイドを予約したりすることもできます。 場合によっては、終点の前に戻る必要がある場合に備えて、途中のエスケープルートが提供されることがありますが、原則は前進することしかできないため、ルート全体を終了する必要があります。

 また、良い気象条件が必要であり、雨天は安全上の理由から避けます。 夏、春、さらに秋は、ヴィア・フェラータを実践するのに最適な時期です。 

私たちは夏と秋の終わりまで、ときどきロッククライミングとヴィア・フェラータをしにいきます。

わたしは３年前にはじめてロッククライミングとヴィア・フェラータを体験した時から、なんて楽しいアクティビティなんだ！と感じました。

ロッククライミングとヴィア・フェラータはただのスリリングなアクティビティはありません。世界中で大ブームを巻き起こしているロッククライミング・ヴィア・フェラータは精神(メンタル)を強くしてくれるという効果があります。ただし、危険が伴いますし、そう簡単なアクティビティではありません。筋力と体の柔軟力、そしてあきらめない心が必要です。

もうこれ以上前に進めないと思っても、またその一歩を踏み出せば次のステップに続きます。

今回はロッククライミングに行ってきたので、その様子をお伝えします。

ロッククライミングで一番大切なのがお互いの信頼関係。

命綱があるといっても、仮に私が岩から滑り、その時にその縄を持っている人が一秒でも気を緩め、よそ見をしたり、その縄を緩めたりしたら、そこで私は岩から滑り落ちてしまいます。

今回私たちが挑戦したのは30メートルの岩。

はじめは一番下の弟から。慣れているのでけっこう早いです。

続いて私の番です。中盤まではヨガで鍛えた筋力と柔軟度でスムーズにいきました。

が・・途中で体力と筋力の限界に・・

恐怖と筋肉の疲れで動けなくなりました。

もう、ダメだ・・９０度の岩にただしがみついていました。

手を離したら終わり・・もう、あきらめて命綱につかまればいい・・。

そのとき、二人は２０メートル下から叫んできました。

休憩して！岩と岩の隙間を探して、そこに足を掛けてそこで体力の補給をするんだ！

下を見たらだめだよ！上を見て進んでいって！

そ、そんな岩どこに？どの岩もつるつるでした。

いや、その岩はあるから！休憩して！

そして何とか進み続ける。

もう全身全霊で進んでいきます。

彼の二番目の弟は恐怖心からリタイアしました。

できると思ったらできる。

もうここからは体力というよりメンタルとの闘い。

そして、

ついに、

頂上についた！

続いて彼も。

私が彼の命綱役。

絶対、その縄を緩めないで、絶対によそ見をしないで！と何度も確認されました。

その夜は彼のパパの家でバーベキューをしました。

ベルギーの楽しい夏はまだ始まったばかりです。