ベルギーの森の中のビオ(オーガニック)ストアでジェモセラピーと出会う

今日はジェモセラピーの歴史を紹介します。私たちの住むベルギーのワロン地方、アルデンヌの森には素敵なビオ(オーガニック)ストアがあります。そのビオストアではヴィーガン・ベジタリアン食品、オーガニックのコスメなどが販売されています。

毎年夏になるとカヤックや森の中でのサマーキャンプで人気になるこの町にある一軒のビオストア。


ある日、いつものようにそのビオストアへ行くと、目に留まったものがありました。


ジェモセラピーです。


ベルギーと言えば、ベルギーチョコレート、ゴディバ、ベルギーワッフル、キプリングのバックなどが有名ですが、でもベルギーはそれだけではありません。ベルギー発祥と言えばジェモセラピーでもあるのです。

ジェモセラピーは、1950年よりベルギーのポール・ヘンリー医師が植物の芽について研究を始め、1970年代に一つの療法として確立された植物療法です。

ベルギーの医学博士ホメオパスであるポールヘンリーは、ジェモセラピーの父と見なされています。彼の最初の研究と発見は1959年までさかのぼります。

ヘンリーは、同僚と共に植物の芽の治療特性に関する最初の既知の包括的な研究を行いました。ヘンリーは古代のエジプト人、中世ヨーロッパ最大の賢女と呼ばれるヒルデガルト・フォン・ビンゲンの世紀までさかのぼり、伝統的な植物療法で使用されていた植物の根、芽、樹皮の研究をさらに進めました。彼の発見は、最大の治癒の可能性は、植物の胚細胞である分裂組織内に見られるということでした。彼の出版された研究と本では、彼の薬を植物の「宝石」にちなんでジェモセラピーと呼ばれています。

そしてのちに、フランスの医学博士であるMax Tetauは、1960年代初頭からポール・ヘンリー医師との共同制作者でした。彼と彼のチームはヘンリーの死後も続けました。ヘンリーは当初、新しいタイプの薬である植物胚療法を呼びましたが、後にジェモセラピーという言葉を作り出したのはテタウでした。テタウは今日のわたしたちの慢性疾患の原因は、体内からの毒素の蓄積によるものだと信じていました。彼は、毒素を排出し、細胞レベルで組織を治癒させることができる治療法を生み出したのでした。


いまではフランスの健康家たちにも愛されるこのジェモセラピーをわたしたちも試してみることにしました。このベルギーのHerbal Gemはオーガニック認証獲得の商品で、3~4種類のエキスをブレンドしたものから、白樺の新芽エキスをベースにしたもの、濃縮した新芽エキスをシロップにしたものなどさまざまです。ストレス軽減、男女別の健康、睡眠やアレルギー対策、気管支系や消化器系サポート、いろいろなタイプの商品があります。


私が今回試したこのジェモセラピーはこのオレンジのジェモセラピーはデトックスしながら、エネルギーを高めてくれる効果があります。使用方法は、一日二回、5滴ほど口の中に落とします。または水に溶かして飲みます。


使いはじめてから、すぐに大きな変化は見られなかったのですが、その感じたこともない何とも言えない味に魅了されてしまいました!



まるで体にいい成分がぎゅっと凝縮されているよう。



このジェモセラピーを始めてから、朝がさらに楽しみになりました。



女性の健康にいいジェモセラピーもあるので次回はそちらも試してみようと思います。



ベルギー、アルデンヌの森から自然の恵みが凝縮されているジェモセラピーの歴史のご紹介でした。





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