Belle promenade dans la nature~アルデンヌの森の一日~
ホールグレインの手作りパンと、地元のファームのバター、ビオのヨーグルト、ネトルティーの petit-déjeuner(ブレックファースト)を楽しんだあと、わたしたちはchâtaignes(シャテン)、栗拾いに朝のモーニングウォークに出かけた。
フランス語では食べられる栗はchataigns(シャテン)と言って、marronは渋栗で基本食べられないもの。そしてこの季節になると栗拾いやナッツ拾いを楽しみに森へ行く人が多い。
秋の紅葉で彩られた森は静かで美しく、私たちはしばらく森の中で目を閉じ、自然の音を聞いて、心の静寂に耳を傾けていた。
ジョナはわたしにこう言った。「自然も美しいけれど、野生の動物たちも見られたらもっと素晴らしいのにね、知ってる?ヨーロッパではずっと前にたくさん繁殖してしまった野ウサギの駆除するために、人為的にウィルスを導入し多くの野ウサギが死滅してしまったんだよ。」と言う。
確か、オーストラリアもそうだった、と思った。 そしてこう続けた。
私もそう思っていた。テクノロジーや科学は素晴らしい発展を遂げたけれど、神の領域を超えるところまできてしまっているのではないかと感じる。
だからそれを誰かが何かの利益の為に私たち人間に悪いように使わないで。
そう願うばかり。
栗の木を見つけるのは難しいよ、とおじいちゃんに言われていた通り栗の木は見つからなかったけれど、静かで穏やかなモーニングウォークの後、リフレッシュした私たちは、家に帰ってきてワッフルとインドのスパイスたっぶりのチャイを飲みながら、午後の仕事に取り掛かった。
アルデンヌの森の冬は始まったばかり。
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