体を温めクレンジングしてくれるハーブのデトックススープ
3日半のマスタクレンズ完全断食(ファスティング)のあとに、作ったデトックススープ。
ハーブがいっぱいこのデトックススープはまさに西洋の漢方スープ。体を温めるので、すごい発汗作用があります。パワフルで生姜とカイエンペッパーの効果で濃厚でスパイシーに仕上がります。
私はいつも家にあるもので料理をするので、今日もあった野菜とハーブ、スパイスで味を見ながら作ってみたら、大好評。
とってもパワフルなスープ!と言われました。
普段はマスタークレンジング、スープ断食を普通にするのですが、今回は東條百合子さんの自然療法会から学んだ生姜湿布を取り入れたり、自分で肝臓マッサージ、もちろん毎日のプラナヤーマ、ヨガに加えて深くデトックスしてみました。
今回の断食は2日目まで特に空腹を感じることもなく、普通に過ごせました。ところが、3日目の朝、起きた瞬間からすごい疲れと、めまい、たちくらみがして朝起きて歩くのも大変でした。1時間ほど休んだら少し良くなりました。そのあとに、ポリッジ(消化の良い広東式お粥)をつくり白粥を食べて、断食を終えました。
その日はゆっくりして、
夕方になっていつも通りの元気が出てきたので、家にあった材料で作ったのがこのデトックススープ。
ターメリック、ローズマリー、ジュニパー、ブラックペッパー、ジンジャーなどデトックス効果のあるハーブを加えて、野菜スープを作りました。濃厚で、体がじわじわと温まっていくのを感じ、最後のほうは汗をかきにくい私も汗をいっぱいかいていました。とにかくパワフルなスープ!
野菜は無農薬であれば体に農薬を取り入れずにすむので、デトックス効果がさらに上がります。今回オーガニックになっている野菜はたまたま家にオーガニックのものがあった為。理想的にはすべて無農薬のものがおすすめ。
Ingredients
4人分(4~5杯分)
・(BIO)オーガニックキャロット・・4本~5本(細いものであれば6本でも大丈夫。)
・セロリ・・3本
・玉ねぎ・・大きめ 1個
・(BIO)オーガニック長ネギ・・1本
・(BIO)ジンジャー・・10g
海外の生姜はビオでないとほとんど中国産のもので、中国産の生姜は残念ながら重金属や、基準以上の農薬などが検出されていることがあるので、ショウガだけはいつもビオのものを使用しています。
必要なスパイス
・ターメリック・・小さじ 1/2
・カイエンペッパー・・小さじ1/2より少し気持ち多めぐらい
・乾燥ローズマリー・・4本
・ホールブラックペッパー・・7個(インドで通常使われる丸い砕けていない丸い黒ペッパー。)スプーンで砕いておきます。
・ジュニパーベリー・・6個(こちらも丸い実を砕いておきます。)
・ヒマラヤンソルト・・少量
ターメリックは強力なデトックス作用があります。ターメリックは抗酸化作用、炎症を抑え、特に肝臓デトックスに向いています。インド料理では毎日のように使われています。
ヨガ修行のためにバリ島に行った際、購入したオーガニックのターメリック。
彼らの庭で取れるターメリックはとっても貴重。バリではジャムウという滋養強壮のターメリック(うこん)飲み物が飲まれています。はるか昔にインドからヒンドゥー教と共にアーユルヴェーダ医学がバリ島に伝えられてからずっと飲まれている民間療法。
ローズマリーは同じく血行を良くする作用や、老廃物の排せつを助け、疲労回復を促進する効果があります。体の巡りを良くするので冷え症や低血圧の方にも良いです。高血圧や妊娠中の方は避けます。
インドが原産のブラックペッパーは、アーユルヴェーダでは欠かせない材料の一つです。ブラックペッパーも同じく体をぽかぽかにしてくれるだけではなく、胃腸を整え消化を助けてくれる作用があります。その他精神作用として、気の巡りを良くし、エネルギーを増進させる効果があるのでやる気が出て活力や行動力を与えてくれます。
インドのスパイスを使用するときはお馴染みのTRSのものを使っています。
ジュニパーベリーはエッセンシャルオイルなどにもよく使われています。
私の大好きなsonnentorのスパイス。オーストリアの小さな会社からはじまったsonnentorは自然の恵みをたくさん受けて、丁寧にフェアトレードを試みている素晴らしいオーガニック会社。ドイツには4店舗のみ。
ジュニパーベリー最大の効能は、デトックス効果、消化不良の改善にあります。消化機能を改善します。
古くから魔除けや宗教儀式の際に使われてきたジュニパーベリーは、浄化に優れたハーブ。体を温め、デトックス効果が高く体から老廃物を出す助けをしてくれます。また、ジュニパーベリーは精神を安定させ、快眠・安眠を促す効果があります。ジュニパーベリーは妊婦さん、腎臓の悪い方以外でしたら使えます。
今日は断食明けでフルパワーがなかったので、写真は途中撮れず、料理だけに集中したので、途中経過の写真はありませんが、作り方はとーっても簡単なので、写真もいらないぐらい。
Method
1.上記の野菜をすべて3センチぐらいの大きさに切る。生姜だけはすりおろします。
2.鍋を中火にし、オーガニックの油をほんの少量引き、油が温まったら、すべての野菜を入れます。生姜は野菜を入れたあとにすりおろしてもよいです。
3.すべての野菜を中火で5分ほど炒めたら、少量の水を入れて、さらに10分ほど炒めます。
4.そこから、野菜が隠れるぐらいまでに水をひたひたに入れたら、すべてのスパイスを入れ、ヒマラヤンソルトでさらに味付けし、中火から弱火におとしてコトコト30分~40分ほど煮ます。途中、お鍋が噴きださないようにチェックしてくださいね。
5.野菜が柔らかくなって、お水の量が減ってきたら、フードプロセッサーでポタージュ風にして、出来上がり!
アーユルヴェーダに関するお話をすると、料理をする際に大切なことは“いい気分で料理をする”ということ。
料理にはその人のエネルギーが入るので、怒っているときやいら立っているときは少し待って落ち着いてから料理をしてください。
私は料理をしている時間が大好きです。
キルタンを歌いながらや、好きなことを考えながらおいしくなーれ、と思いながら料理をします。
古代のアーユルヴェーダではいら立っているときや悲しいときなど感情が安定していないときに食事をするとどんなにオーガニックのものを食べても、消化がうまくいかないどころか毒素になるとされています。
どんなにおいしいものを食べても、作っても、やはりエネルギーが大切なのです。
いい気持ちでいい気分で、みんなに食べてもらいたいという気持ちが楽しい食事の時間になります。
ものごとがうまくいっているときに幸せな気持ちでいることは簡単なこと。
でもいろいろ思うようにうまくいかないときこそ、どれだけ幸せな気持ちを自分の中から引き出せるというのは私たち次第。毎日ヨガや瞑想をしたり、またはあなたが幸せになれることをして、インナーハピネス、内なる幸せを見つけていく。そうして、あなたの心が幸せな心がまたほかの人の心を幸せにして、ゆっくりと世界も幸せになっていく。
今日も平和に過ごせて美味しくご飯を食べられたことに感謝。
Shani shanti shanti
0コメント