ヨガを深く知る” -Origins and History of Yoga-

Namaste !

 ヨガの起源と歴史について。 ヨガの生徒さんからヨガクラスの後に疲れが取れた、心がスッキリしたなどと伺いますが、なぜでしょう?

 今日はその’ヨガ’についての歴史の旅へご案内します。 


 ~ヨガのはじまりとは?~ 

ヨーガのはっきりとした起源は定かになっていません。インド史の起源と同じ、今から4500年程前のインダス文明にあると言われています。インダス文明は、世界四大文明の中でももっとも謎が多く、いまだ古代文学さえ解明されていない文明。この文明を代表する遺跡、モヘンジョダロの中から、ヨガの坐法で瞑想する人の姿のようなものが刻まれた印章が発掘されました。 


 その後、「ヴェーダ聖典」にヨガの哲学が記されていて、一部の人達の間にヨガが芽生えてきたと言われています。 そして、ヨガという言葉が確実に発見されているのが「ウパニシャド」という古典です。 お話は少し深くなりますが、この「ウパニシャド」には「五つの知覚器官と、一つの思考器官とを固く執事することをヨガという」と書かれており、この古典が書かれた時には、すでにヨガという言葉が社会的な承認を得ていました。


その後、ヨガの根本経典である「ヨーガスートラ」が誕生します。ここからヨガは広く広まります。面白いお話ですが、ヨガの起源をちょっとスピリチュアルにみてみると「ヴェーダ聖典」では、インドの三大神でもあるシヴァ神がヨガを妻のパルバティに教えているのを川の魚がしっかりと一部始終みており、その後、この魚くんがヨガを人々に広めたという話です。  


~ハタヨガとは?~ 


 先程お話したヨーガスートラの中に登場してくるのが、ラージャヨガです。 よく私がクラスで話すようにヨガのポーズは全てではなく、ヨガの中のほんの一部です。 ラージャヨガとはメディテーションを中心にしてポーズは坐法のみ、そして呼吸法を用いてヨガへの悟りの目指すというものです。 ですが、このラージャヨーガでは長く瞑想することやただずっと座り続けているのが困難であったため、ポーズや呼吸法などが開発されてきました。 そういったヨガの代表的存在が、現代世界的に盛んなハタヨガです!(やっとハタヨガのお話がでてきましたね。) ハタヨガとは多くのヨガスタジオで教えられているアーサナ(ヨガのいろいろなポーズ)です。 

詳しくハタヨガとは何かというと、ポーズ、呼吸法、メディテーションにて構成されるヨガです。 


 私がよくクラスでハタヨガとは?と生徒さんに問いかけますのでもうご存知かと思いますが、ハタの「ハ」は太陽=陽を意味します。「タ」は月=陰を意味します。 


体の中にはサンスクリット語でナディと呼ばれるプラーナ(気)が通っている気道があります。体内に何千・何万とありますが、その中でも主要な二つは左の鼻孔に繋がるイダーナディー(Ida nadi)と右の鼻孔に繋がるピンガラナディー(Pingala nadi)です。ヨガをすると深い呼吸をすることができ、このナディーの陰と陽のバランスを整えてくれます。だから呼吸法はヨガの中でも一番大切なのです。


 長息は長生きといわれているように。 マクロビオティックや太極拳でも共通したことがあげられます。 太極拳を毎朝公園でする人が年をとっても元気で生き生きとしているように、太極拳も気の流れをを良くしてくれます。それだけではなく、気の流れが良いと疲れ知らずで、若さの秘訣とも言われています。ヨガを始めた年齢から年をとらずずっと若々しくいられるといわれています。 


 マクロビオティックでも茄子が陰の食べ物で、お肉が陽の食べ物と記されているように陰と陽のバランスをはかって健康でい続けるのはヨガに共通しています。 


 ヨガのあと、心が穏やかになり、ポジティブになれる理由の一つにはこの陰と陽のバランスが調整され、私たちのベストな状態へと近づけるからです。 ヨガのお話は本当に深いですが、少しだけヨガの起源を紹介してみました。 


【自然とハーブと暮らす】オーガニック・プラントベースレシピ│Keri Keri Natural Living

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